静かに穏やかに暮らしたいだけ

あとはもう、ゆっくり静かに自分のペースでやっていきたい。っていう日はまだ先。

ふたつの不安

みなさん、忙しいながら楽しい時間を過ごされていると思います

こんな時期に、時間に、


楽しさのカケラもないタイトル


お許しください

今日はもう今しか投稿する暇がないのです💦


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涙にくれる毎日に、もうひとつ恐ろしかったのは

押し寄せてくる二つの不安。


一つは夫を失う不安


もう一つはこれからの生活の不安



後者は起こってほしくない不安だった。


夫がこれからどうなっていくかわからない恐ろしさだけでも

想像を絶するものなのに、


この生活の不安って本当に本当に恐ろしかった。

お互い言葉にはしなかったけれど、夫もそうだったんじゃないかと思う。


もちろん保障だとかですぐに干上がるわけではなかったけれど、

期限が来ればそうしたものもなくなって、その時休職したまま復帰できずに

退職ということになったらどうしよう。

貯蓄を取り崩して夫婦二人、どこまで生きていけるんだろう、、。


せめてせめて、どうせ病気になるのなら60歳になって、

退職金をいただいて、できたら年金生活に入っていてからそうなっていれば、、。

それが無理でもせめて後一年でも二年でも遅かったら、、、。


夫は57歳になったばかりで、三年なんて長過ぎて、正直どうなっているかもわからない

と、思った。


生死の問題を前にして、生活の不安に怯えるなんて情けなく夫に申し訳なく思ったけれど、

生きていくってそういうことだ、とも思う。


きれいごとではないんだ。


せめて自分に職があったなら。

二人分くらいなんとかできるよ。

って言えるくらいの甲斐性があったなら、、。


自分がとっても役立たずに思えて情けなかった。




今、夫は本当にありがたいことに会社に復帰し、前と変わらず働けて、

休職している間、寄せてはかえる波のような、

将来の生活の不安に胸がキューッとなるような、

そうした思いからは解放されているけれど、これからもそうだという保証はどこにもない。



もちろん今まで家のローンやら、子供たちの養育やらお金のかかることはたくさんあって、

一生懸命、節約しながら生活してきた時期もあったけれど、生きていく不安ってそういうものじゃない。たぶん。



生活の不安というものを生まれて初めて経験して、

それがこんなにも怖ろしいものかと、

こんなにも追い詰められる気持ちになるのかと、本当に本当にこわかった。





でも、考えてみれば結婚30年。

そのうちパートで働いたのはほんの7年ほど。

それも週に2、3回ほどの気楽さで、これまで生きてこられたのは紛れもなく、夫に守られてきたからだ。



それを今まで当然のように生きてきた自分がとても恥ずかしく、

そして私は本当に幸せだったのだと心の底から感謝した。

本当に本当に、ありがたいことなのだ。こんなことに今さら気がつくなんて。



こんな形で気が付きたくはなかったけれど、、、。



✨✨✨✨✨✨✨


ありがとう。いただきます。