鈍くなっても楽ならいいかな
ずっと好きな雑誌があった。
いつも買ったわけではないけれど書店でその雑誌を見かけるたびにほっと心が温まるような気がしていた。
途中編集長がかわり少しだけ雰囲気は若返ったけれど相変わらず素敵な雑誌だった。
その編集長が何冊も書籍を出していたので初めのうちは好んで読んでいたけれど、途中からなんだかもやっとするようになった。
何かはわからない。漠然とした何か。
いつしか読まなくなり、ある日ふとその話しを妹にしてみたら、
あの人の書いたものを読むと、昔小学校のあちこちに貼られていた標語を思い出す。
と言った。言い当て妙!それが言いたかったのだ!でもまるで思いつかなかった。
どんどん劣えていく自分を感じる。
頂き物はなんでも嬉しい
そこに気持ちがあるからね
ただし消えるもののみ
どうやって頂きましょう?